リウマチ科
RHEUMATOLOGY
関節リウマチについて
関節リウマチという病気は、現代医学においてもはっきりとした原因はまだ突き止められてはいません。しかし、関節破壊が、細菌やウイルスから自分の身体を守る仕組み(免疫機構)が何らかの原因によって、誤って自分の関節を攻撃して破壊していることが判明し解明されてつつあります。(つまり、免疫異常が引き起こす病気です。)
私が研修医の頃は薬も鎮痛剤やステロイドぐらいしかなく、病気の進行が止められず、手足や背骨が変形し日常生活に支障が出てしまい、整形外科で手術することが一般的でした。しかし、現在では薬の進歩によって免疫抑制剤や免疫調整薬が次々と開発されて、関節や背骨の変形をきたす事なく日常生活が送れる、予後が良くなって来ています。このため、関節リウマチは整形外科の病気というよりリウマチ内科や膠原病内科が扱う病気に変わりつつあるのが現状です。
当院では初期の比較的症状が軽いリウマチ患者の治療や治療によって症状が落ち着いている患者様の治療を中心に行い、より強力な薬(生物学的製剤)を使う患者様は近隣のリウマチ科へ紹介していますので、気軽にご相談ください。
こんな症状の方が来院されています
- 関節に痛みがある
- 関節が変形している
- 目や口に乾きがある
- 関節が動かしにくい・こわばる
- ボタンが押せない・押しづらい
- 原因不明の発疹が出る
- 指や関節が腫れている
- 寒いときに指先が変色する(レイノー現象)
各種検査を行うことがあります
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レントゲン
骨が欠けたり、骨同士がくっついてないかを検査します。
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超音波エコー
個々の関節の炎症の程度を検査します。